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2018年1月3日水曜日

ALLIOUD a BESANCON 19世紀 エトワール 星形のデザートプレート

 初めて見る窯の、大変珍しい、白釉の素敵なデザートプレートのご紹介です。



 ブザンソンにあった窯、ALLIOUD家の陶芸家たちが作ったお品3点になります。
星形のようリムが素敵なカットワークになっています。




一見して、ムスティエのような白釉なのですが、ムスティエではありませんでした。

そして、どこか以前にご紹介させていただいた、やはり大変珍しい窯ナンスサンタンヌの質感に近い気がしていました。

以前のナンスサンタンヌ窯のブログ↓
http://galeriesideco.blogspot.fr/2017/03/nans-sous-st-anne-19.html

これほどまでには軽くないのですが、どこか不器用な感じが小さなファクトリーを思わせ、刻印もまた18世紀のムスティエに似せているようなところが共通していたからでしょうか。

で、やはり地図で見てみるとブザンソンとナンスサンタンヌ窯はさほど遠くないみたいです。

このあたりのスイス寄りの川沿の地にはいくつかこうした小さな窯があったのかも知れません。
当時の運搬は船だった事でしょうから。



 1枚目 

3枚とも使用感はでているのですが、ヒビや大きなカケがなく、その割にとっても古物としての雰囲気が素敵で、アンティークの白釉好きの方にはたまらないプレートになると思います。


何も資料がなく、陶芸家たちの名字から辿ると、19世紀中ごろのALLIOUD家の方たちがブザンソンに窯を持っていたようです。

かなり小さな窯で、短い間しか存在しなかった窯ではないでしょうか。



1枚目:カトラリーのキズやフチの擦れなどが見られます。




1枚目:キズのある場所に黒ずみ。



 表面の様子。



 2枚目:状態は1枚目とほぼ同じなんです。



2枚目



2枚目:キズやキズに染みた黒ずみ



2枚目:フチのキズや釉薬のムラなど。
すごいアップにしている写真ですので、アンティーク食器をよくご存じの方にはさほど気にならないはず、と信じたいところです。(笑)





それぞれの角に釉薬の削げ。





3枚目:こちらもほぼ同じ状態です。




 3枚目:キズやフチの擦れなど。





3枚目:キズには黒ずみが少し。



基本的には全部艶が良く。

とっても雰囲気のあるクールな白釉です。



裏です。
釉薬の削げは全部に見られます。




後継者が早く亡くなってしまったか、ご家族が継がれなかったかで、窯は閉鎖されたようです。
大変貴重なお品だと思います。







しかもこのリムのフォルム。

まずでてこないでしょう。。。






 ☆☆☆


以上のお品ものたちは間もなく、グルニエイデコのオンラインショップの方で販売いたします。

他のお写真やサイズお値段などの詳細を記載しておりますので、UP後のオンラインショップでお確かめくださいませ♪


只今モーレツ更新準備中です。
お問い合わせへのお返事はオンラインショップ更新後になってしまう場合がございますので、あらかじめご了承くださいませ。m(__)m


グルニエイデコのオンラインショップ

 
オーナー☆イデコ

 

2014年12月21日日曜日

フランスアンティーク 18世紀のポントシュー窯のお値段

18世紀のアンティーク自体が何にしても貴重であり価値があるものなのですが、

ここでは、ポントシューを例にとってお話しいたしますね。

アイボリー色のとろりとした釉薬に、美しいお花や米粒のレリーフが美しいお皿。
素敵!と思われる方は多いと思います。
欲しい!と思われる方も多いと思います。

これですね。(*´▽`*) わあ素敵。

ただ、お値段がお高くてもしくは状態が新品みたいではないから断念される方も多いのではないかと思います。
新品みたいなものは滅多に存在しないのが普通です。
だってアンティークですから。笑
キズものでも高いんです。

そして、まだあまり知られていない事もあると思います。
そこでご参考になるようなお話を。
(もうイデコまたうんちくたれて、うるさい!と言われそうですが。)


ポントシューのお皿はフランス革命前のものです。
フランスがまだ王国だった1760年前後のお皿なんです。
250年以上も前のお皿ですよ。

クリスティーズのサイトで2002年のオークションの結果を見つけました。
http://www.christies.com/lotfinder/lot/seize-assiettes-en-faience-fine-blanche-circa-3950269-details.aspx?pos=1&intObjectID=3950269&sid=&page=5&lid=1

ここにポントシュー窯の食器が並んでいる写真があります。
ハンマープライス(落札価格)が4,465ユーロです。
そして、推定価格が500~800ユーロ。
始まりはきっと500ユーロからだったのでしょうか。
それにも驚きですが、落札価格の上がり方にもビックリです。

500ユーロから開始ってお安いとお思いでしょう?
確かにそれでは安すぎると私も思います。
しかしながら、この金額は写真に載っている全部の食器の金額ではありません!

お皿16枚だけのお値段なんです。
(ちょっと太文字にしてみましたが、いやらしいのでやっぱり辞めました。笑)
SEIZE ASSIETTESとちゃんと記載されていますね。

推定金額がやけにお安いのが気にはなりますが、落札価格の金額ったら逆にお高すぎます。
1枚のお皿のお値段が280ユーロ程になるんですから!
日本円ならば1枚4万円ほどと言った感じでしょう。
それプラス、イギリスからの送料も考えるとかなりのお値段ですねやっぱり。
クレイユモントローのお皿のお値段とは格段違います。
高くて当たり前なんです。

(引き続きクリスティーズのサイトの写真を見ながら読んでください)
中央にスーピエールのようなふた付の器がありますね。
これ、テリーヌの器とされています。
貴族のものですから、スープなんて貧しいお食事ではなく、豪華にテリーヌなんですね。笑
こちらの落札価格は12,925ユーロ。( ̄▽ ̄)
2014年末のレートで約1880000円ほどです。。。
百八十八万円ほどです。笑
それにしてもこれはちょっと高い例だとは思いますが。。。

持ち主だったのは、フランス人(ペリゴール)のタレイランド公爵。
タレイランド家は何代にも継承されていて、いつの時代のタレイランド家のものかは分かりませんが、いずれにしても公爵か伯爵の称号が付いています。
貴族の持ち主だったのですね。

ポントシュー窯の食器だけではなく、18世紀の陶器はとても貴重なんです。
1789年フランス革命の際には、王族、貴族、そしてカトリックの教会の調度品までが壊されてしまいました。
こんなに割れやすい高級ファイヤンスですから、きっとたくさんのポントシューの食器が壊されてしまったのではないでしょうか。

欠けやヒビがあっても普通の事なんです。
アンティークですから。
決して使いやすいものではありませんし、個人的にはコレクションとしてお楽しみいただきたいと思います。
使うならばたまにね。(*^^*)


そして、お願いです!
割れても捨てないでください。
大変貴重なお品物です。

どうぞ、金繕い、金継ぎなどの修理はいまキットまで売っていますからご自身でもチャレンジできるはずです。
そして、セラミック用の接着剤も売っています。
失敗なくきれいに仕上げたい場合は、プロの陶器修理屋さんに頼んでください。
それをお仕事にしていらっしゃる方も存在します。

自分でもできない、プロに頼むのは高すぎる。
とおっしゃるならば、割れてままでも結構です。
保管しておいてください。
イデコの切なる思いです。

割れたから、と捨ててしまうのは本当に悲しい事だと思います。
250年生きてきて、遠い日本に渡り、簡単に捨てられてしまう事があって良いものでしょうか。

うるさいですね、すみません。笑
ここでやめておきます。

見るのはタダですから、また写真載せておきますね。

これ、本当にとても良い状態の方だと思います!

やっぱり、素敵ですね♡




※ ところで、イデコの書いている事は間違っている事もあると思います。
決してコピペして簡単に同じことを語らないようにお願いいたします。
イデコが言ってたよ、なら分かりますが。
ブログやご自身のサイトなどで引用されたい方は、是非ご一報くださいね。
ご説明させていただきたい事がございますので。笑
うるせーな、イデコ。
と聞こえてきそうな。笑


よろしくお願いいたします。m(__)m

ギャルリーイデコ
オーナー☆イデコ



2014年12月18日木曜日

18世紀 Pont aux Choux ポントシュー ミモザとお花のレリーフ プレートと深皿

アイボリー色の2枚のポントシュー窯のお皿のご紹介です。
1748-1760年の間に作られた大変貴重なお品ものになります。

 2枚のタイプが少し違うのですが、お分かりになりますでしょうか。
上からだと良くわかりませんね。
では、

 これならば違いが分かりますでしょうか。
右が比較的平らなプレート。
左が深皿になります。
まずはプレートの方から写真をご覧ください。

 勝手にミモザにしていますが、お花も見られます。
またミモザではないかもしれません。
しかしながらミモザに似ているので、イデコ自身も分かりやすいようにミモザにさせていただいています。
美しい陰影のレリーフ。
そしてリムは花形のきれいなデザインです。
このスタイルのもとになっていたのは、銀食器です。
銀食器で花形のプレートを見ることがありますが、そちらが本家です。
(この話はまた長くなってしまいそうですので、別の機会に記事書きますね。)

 プレートの上部に見えているのは細かなカケ。
このようなカケが上部を中心として数か所見られます。

 別のカケの例。

 また別のカケの例と制作過程でできた突起物。

 プレート表面中央に黒い点がありますが、小さな穴にシミが入り込んだものです。

 その穴を中心にアップで。
カトラリーのキズも細かなものが多少見られます。
アップの写真ですので、これだけ見るとガッカリされるかもしれませんが、実際にはさほど目立ちません。
また、250年前のアンティークですので、カケはあっても当たり前だとお思いいただける方にお譲りさせていただければと思います。
新品の様にきれいなアンティークをお探しの方には、新品をお勧めいたします。笑

 裏側。
ぷっくりとしています。
はっきりしたサークル状の脚のようなものはまだフランスでは存在しない時代です。笑
なんとも不器用に見えるけれど、そこがとてもかわいくもあるお品です。
(イギリスでは同じ時代でも脚部分はきちんとあります。)

 ぽってり。

 上部に見えていたカケの部分をサイドからみた様子です。

 こちらは別のサイドのふちの擦れ具合。
釉薬が剥がれています。

やはり形は少し歪んで見えますが、それも味。
そして、プレートと言ってもこの時代は真っ平といよりは少しだけ深みのある形なんですね。

 お花とミモザのレリーフ♡
擦れも素敵。










 手前がプレートで、奥に写っているのは深皿タイプです。




☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆




そして、お次は深皿タイプのご紹介です。

 深皿と言ってもボウルみたいに深いわけではなく、フランスのスープ皿は深くないんです。
ボウルのようなものの方がスープなどの液体類はすくい易いと思うのですが、いつも疑問に思います。
すくいきれない残りのスープは、テーブルマナーで(習いましたか?笑)習ったように、お皿の手前を少し浮かせて、奥に溜まったところをすくい取るのですよ。笑
音を立てて飲んではいけません。
いずれにしてもフランスのスープはぬるいです。爆
アツアツが出てくることはまずありません。
そもそも浅い形なのは猫舌だからかもしれませんね。
(勝手な想像)


 注記するカケは上部の一カ所だけです。

 あとは、フチの擦れやキズ、釉薬の剥がれなど。

 表面に黒い点が2個見えます。
製作過程でできた小さなくぼみのようです。

 表面のカトラリーのキズ。

 裏側。
ぽってりですね。(^^)

250年前のものにしてはきれいですよ。

 上部のカケの部分をサイドから見たところ。
そしてフチの擦れ。

 フチの擦れと釉薬の剥がれ。

 深皿。。。
なんですが、プレートより深いんだな、と思っていただけると雰囲気が分かりやすいかと思います。

 深皿です。

 深皿。
です。


 深皿のセット例。
これだけ古いものですので、スープなどの液体類用に使用するよりも、乾き物に、更にはコレクション用としてお使いいただけるのが理想的です。
割れても決して捨てないでください。
割れたら修理して、保管していただきたいと思います。
250年も前のものですから・・・。

深皿。
深皿は18世紀のお皿ではあまり見たことがありません。

 
 手前が深皿。
奥がプレートです。




最後にもう一度、右が平らなタイプ。左が深皿です。





完売いたしました。
MERCI♡

オーナー☆イデコ