2016年8月21日日曜日

イギリスアンティーク WEDGWOOD ウェッジウッドのパニエ コルベイユ

大変美しいクリームウェアのご紹介です。

美しすぎて、手放そうかどうしようか迷いましたが、
家もスペースがありませんので、、、笑



ダメージあります。
下の方をご覧くださいませ。


 脚付のコルベイユ。
フルーツを入れたりするコンポティエ替りに使われていたのでしょうか。


 とっても繊細な作りです。

レリーフはボタニカルがモチーフになっており、取っ手の根元にはお花が付いて、素敵なデザインです。


 カットワーク部分は手作業でカットされた形跡も見られ、とっても手が込んでいます。

ボタニカルレリーフ、素敵ですね♡


 遠目で見るとダメージが分かりにくいと思いますが、下の方に色々書き足してありますので最後までご覧くださいませ。


そして。。。

右の小さいパニエは20世紀初期のウェッジウッドのものです。
左が今回の商品になります。

この写真を見ると、形が少し違いますね。
20世紀のものは上から見るとオーバル型ではなくまん丸です。
それだけではなく、左側の古い方のパニエの中央には、右のパニエに見られる中央のとんがりがありません。

もしかしたらですが、はじめはとんがりがあったが、取られてしまったような形跡があるように思えます。
はっきりとは断定できませんが、とんがりがあった方が自然な形のような気がします。
追記2016/10/30:とんがりがあったようです。とんがり部分2か所が削り取られているようです。
お値段改正済みです♪



上から見ると写真の上と下のフチに黒ずんでいる部分があります。
そこにとんがりがあったのではないだろうか~?
と想像しております。

いずれにしましても、結構ダメージが見られますので、とんがりがなくても残っていてくれるだけありがたいと思います♡

ヒビは7~8か所。
カケが1か所。
貫入やシミなどが注記するところです。
詳しくは最後の方にあります。


 内側の様子。
貫入やシミなど。


 貫入やシミの様子。



貫入やシミの様子。


 側面にもシミが見られます。



シミの様子を更にアップ。


 ヒビ①と②
上の写真ではヒビが2か所見られます。


 ヒビ①と②の裏側です。


 くっきりとしたカット部分は、はじめからのようです。
フチに黒っぽく見えているのはカケです。

カケの部分のアップ。
左にヒビ③。



 裏を見るとカット部分の様子が分かると思います。
そしてヒビ③が1か所丸く開いた穴の右側あたりに。


 レリーフの詳細と、
こちらにもヒビが2か所あります。


 ヒビ④と⑤。


④と⑤のヒビ。
裏から見ると右側のヒビが下の方まで続いていて長めですね。


 ヒビ⑥
写真中央の左上にもヒビ。


 ヒビ⑦



 ヒビ⑦の裏側です。


 カットも手作業でひとつひとつ丁寧に行われていた様子がうかがえるカットの処理。



 取っ手の根元にお花を付けたりして、詳細までが素敵なんです。


 裏側。
刻印は見当たりませんが、ウェッジウッドのものではないかと思います。
18世紀のものには刻印のないものが存在します。
おそらくですが1750年頃のものではないでしょうか。


 裏側のカケ。

 裏のヒビは1か所。



 脚のヒビを表から見たところです。


 シミの様子。


 フチを上から見たところです。
擦れや変色が一部見られます。



取っ手の部分は内側までも根元に気を遣っていますね。



どこから見ても透かしが美しい♡


 とても繊細なので、重たいものを入れるのは避けたい所です。
美術館級と言ってもいいほどのお品ものではないかと思います。


 ドライのお花など軽いものや、そのまま飾っているだけで素敵ですよ♪




とにかく美しいボタニカル柄のレリーフ♡




いつまでも見とれていたくなる、美しいお品です♡





☆☆☆☆☆


ご売約済み♪
MERCI♡♡♡


オーナー☆イデコ


2016年7月24日日曜日

18世紀 白釉のジャムポット

デジカメで、どこまでこの器たちの良さが伝わるだろうか。。。

と思いながらもやはりデジカメが便利なのでカメラを買い替えないオーナー。


どこまでこの撮影で魅力をお伝えできるか分かりませんが、、、笑

今回も大変味のあるお品もののご紹介です。

18世紀の白釉が素敵なジャムポット。
窯はヌヴェール、ムスティエ、ルーアンなどが思い当たりますが、判断が出来かねます。
それぞれに違うところから来たのかもしれませんし、同じところから来たのかもしれません。


白釉のジャムポット3点。

上の写真はきれいに見える面を写真に撮ったもの。


 こちらの写真ではやや表情が出て、釉薬のムラやフチの削げなどが見られる面です。

それぞれに微妙な色の違いがあるんですよね。
白でも青系に見えるもの、赤系に見えるもの。
上の写真で分かりますでしょうか。
左二つは微妙に青っぽく見える白、一番左は微妙に赤っぽく見える白。




フチには釉薬の削げなどが見られ、①大にはヒビが3か所、③には貫入がヒビになっているもしくはヒビになりそうなラインが1か所あります。




内側、きれいですね~。

年代の事を考えたらとてもきれい。
艶もあります♪

そしてこのように小さい器、探すのが大変なんです。




裏も良い表情をしていますでしょ。

白釉が雑についているもの、中央に丸くついているもの、まったくついていないもの、みんなそれぞれに違う表情です。



 ①大 

3つの中では多少薄めの作りのスマートなタイプです。
フチにヒビの家の一つが見えていますが、
ヒビは3か所あるにも関わらず安定していてビクともしない感じです。
ヒビのあるまま何年も生きてきたのでしょう。


 ①大
釉薬の削げまたは製造時のムラなどが、なんとも言えない良い雰囲気です。




 ①大
艶もあります。


 ①大
裏。



② 中 
フチに釉薬の削げなど



② 中
きれいに見える面の側。



② 中
上から見るとフチはきれいですね。
そして2番目のこのお品のかわいいところは、底上げタイプになっていて(底が厚くできていて)大きさの割に容量が少ない作りになっています。
だからずっしりと重みのある重厚な感じです。



② 中
中はやはりきれいで、ツヤツヤですね。
なんといっても均等にきれいに入った貫入が美しい器です。


② 中
横から見る表情とは違い、上から見るとコロッとしているのですよ。
とてもかわいい器です。



 ③ 小 売り切れです。
小と言っても②番目の中と大きさが同じくらいに見えるサイズです。
フチに釉薬の削げなど。


 ③ 小
きれいに見える面。


 ③ 小
写真で言うと上部少し左側にカケがありますね、そこからラインが走っているようなんですが、アクシデントか貫入なのかが判断できないところです。
いずれにしても大したダメージではなく気にせず使える状態です。



 ③ 小
裏。
これだけは微妙に赤っぽく見える白で、下の赤土の色が透けてそうなっているのでしょうか。



 ③ 小
内側の底中央におへそがあります♪
かわいい一面として気に入ってくださる方へ。

それにしてもきれいな貫入ですね。
白釉の表面も艶がよろしいです。



 ちなみにクレイユエモントローのジャムポットを一緒に並べてみました。
一番右が19世紀のクレイユエモントローのジャムポットです。

年代の違いが見た目で分かりますね。




はじめに載せた写真の一番きれいに見える面です。

左から①②③です。

それぞれに小さなことはありますが、年代の事を考えたら大変保存状態の良いものと言えると思います。


すべて完売でございます。m(__)m


☆☆☆☆☆

MERCI♡♡♡


オーナー☆イデコ