2015年8月4日火曜日

NEVERS 18世紀ヌヴェール窯 白いプレート A・B

フランス、ブルゴーニュ地方、ニエーヴル県のヌヴェール。

18世紀ヌヴェール窯の柄のない白いお皿に出会ったのは初めてです。
かなり珍しいのではないでしょうか。



 今回AとBの2枚販売いたしますうちの”A”の写真でご説明いたします。



うっすらとブルーグレーのような釉薬の白いお皿です。



 右上に見られる釉薬の削れた部分。



上の写真のアップです。




前もってお伝えしえおきますが、AもBも大変状態の良いものになります。





 フチに小さなキズ







 表面中央に窪みが1個。笑



 表面のアップです。
窪み部分は下の方やや右側に見えています。




 黒い斑点や当時の釉薬のかかり方が、たまりませんね。




 裏側。
この当時の職人の仕事を見てくださいませ。



 芸術品でもあるかのようなこの、釉薬のかかり具合。
カッコいい♡



 製造過程でできるこのお皿を乗せるための木片の跡も大胆ですね。



 釉薬のかかっていない部分や




 穴が開いていたり。
(相変わらず裏側です)


 横から見ても芸術的♪




 一番初めの方で見た削げの部分が手前に見えています。




 うっすら見える下地がまた堪りません!




 カトラリーのキズもほとんどなく。
艶もよろしいお皿です♪






 18世紀のヌヴェールのお皿は、白地にフランス革命についての絵柄が描かれているものがフランスの通の中では良く知られています。
1枚お安くてもフランスで3万円はする代物です。
お高いものならば10万を超す18世紀のヌヴェールのお皿。
それはふらんす革命時の絵柄が付いたものだからかもしれませんが、
このような白い柄のないお皿はまず見たことがありません。




珍しいという事が言いたいイデコでございます。


完売いたしました♪
MERCI♡♡♡



オーナー☆イデコ






2015年7月28日火曜日

APT アプト窯 イチゴのレリーフ 白いバルボティーヌ デザート皿 

珍しいアプト窯の白いイチゴのバルボティーヌプレートです。



一見して、アプト窯のものとは思えない白いお皿。
ほんのり青っぽい釉薬の白で、まるでクレイユモントローなどの19世紀後半を代表するようなフランスの窯のようです。
南仏らしくないというか・・・。


南仏はやっぱり黄色い顔料を使ったお皿とか、下地がテラコッタ色みたいな赤土の温かみのあるお皿とかのイメージがあります。
このお皿を扱うのは2回目なんですが、初めての時はかなり疑っておりました。

グルニエイデコのオンラインショップのお客様にもこっそり情報をいただいたり、(*^^*)
その後、ラッキーにも蚤の市でガイド本に巡り合い、やっと納得できたわけです。

 パニエの上に置かれたようなイチゴの苗。
葉っぱやお花が元気に咲いている様子が見られますね。


 レリーフも美しく。
表面も輝いています。

 フチにカケの見られる部分。


 少しのキズや黒い斑点など。


 うっすら青い釉薬なのが良く分かります。


 パニエのレリーフもおしゃれですね。


 表面全体の様子。
光沢がありますね。


 裏側。
アプト窯のものだと分かる前には、この鳥みたいなカニみたいなマークには大変悩ませられました。笑

お皿の表面が同じですので、アプトだと思いますが実際ガイド本には、裏のマークが映っていないんです。
でも間違いないですよね。

まさしく同じですよね!!!
これなら間違いないでしょう。

蚤の市でも同じ柄で色付きのお皿を売っていた方に、アプトだと言われこれだけ一致したら信用できますよね。
色付きのお皿はボロボロなんですが、記録の為に購入しておきました。
それもいつかご紹介できたらなと思っています。


 裏の生地の様子。


 黒い斑点なども見られます。



 小さなキズとか。


 柄のアップです。
イチゴの葉っぱとお花はすぐに「イチゴ」と分かるのですが、実はイチゴの実はとても小さく表現されています。
野イチゴですね。


 独特なデザインなのに、かわいい♡


 横から見たところ。


 手前にカケの部分が見えています。


 バランスの良い配置のイチゴの葉っぱやお花がユラユラとかわいい、



イチゴのレリーフプレートです♡


アプト窯も19世紀の後半には不況のおかげで、このような白いきれい目の食器を製作することを試みたんですね。
でも時代が悪く、鉄道の発達とともにサルグミンヌ、リモージュ、オーバーニュ、ユゼス、ヴァロリス、など他のライバル窯に押されてしまったようです。

そういう理由でこのアプトの白いレリーフ皿は生産数も少ない、かなり珍しいものとなっているのですね。



☆☆☆☆☆




完売いたしました、ありがとうございました♪


オーナー☆イデコ



2015年7月7日火曜日

CREIL クレイユの12角 ドデカゴン プレート 19世紀初期

めずらしい19世紀初期のクレイユのドデカゴンプレートのご紹介です♪


アンティーク屋さんで出会いましたお品です。
こちらには比較的状態の良いものを載せております。
それ以外は、グルニエイデコのオンラインショップの方でも同じタイプのもの、違うタイプのものいろいろご紹介しております。(7/8の夜UPです)

2枚のうちこちらに載せますのは、「A」になります。
もう一枚は「B」
いずれも同じような状態なのですが、最後の方に「B」のお写真を載せたアドレスがあります。
ご興味のあります方はご覧くださいませ♡



 ここから最後まで全部Aのお皿です。
特にランクがAとかBとかいう事ではなく、整理上のアルファベットでございます。



生地のムラが見られる部分。


生地のムラが見られる部分のアップです。
フチに小さなキズも見られますね。
なんといってもこのリムの小さな柄のレリーフがかわいいんです♡

オリーブかローリエのような、無理すればヤドリギ?(やっぱり無理でしょうか)にも見えるような柄。
素敵でしょ?



フチに小さなキズ


上の写真のアップ。



光の具合の関係で、左側は比較的状態の良い面がくるような仕組みになっております。笑




フチの小さなキズ。




 フチの内側にキズ。


 上の方に小さなキズ。



表面の様子。


上の写真で、右斜め上に見えるナイフのキズのアップです。




表面の様子。

 表面のアップ。
カトラリーのキズなどが少し。

 中央にカトラリーのキズ。
写真分かりにくくてすみません。。。m(__)m


 裏側です。



裏側の製造時のキズや擦れ感など。



 端っこの方にCREILの刻印。











角が多くて、作り手にも複雑なのではないかと思います。
オクトゴナルに比べれば数も少なく、状態の良いものはとても貴重です。


 1802-1810年ごろのものです。
200年以上経っていてこの状態は、かなり状態がよろしいと言えると思います。




12角の美しいお品です♡



☆☆☆☆☆


MERCI♡
完売いたしました。

オーナー☆イデコ