2018年5月23日水曜日

18世紀 Pont aux Choux ポントシュー オーバル型 お花のレリーフ アイボリー色 テリーヌ容器

18世紀のパリ、ポントシュー窯の素敵なアイボリー色のテリーヌ用容器のご紹介です。

美しいお花のレリーフと蓋の持ち手の薔薇が素敵なお品です。

高額の商品になりますので、UP後のオンラインショップの詳細をよくご覧いただいてからお買い上げくださいませ。m(__)m




はじめにお伝えしておきますが、蓋にも本体にも大き目のヒビが見られます。
その他18世紀のものですから、何かと注記することがあり、またお値段がお高いものですから、お写真沢山載せておきます。
(オンラインショップですと載せられるお写真の数が限られておりますので。)



一見してとてもきれいな状態に見えますね。

それでは見て参りましょう♪



表面は艶がよろしく、蓋の薔薇の持ち手にも修理跡は見られません。



細かなところは後でご説明します。

とりあえず4面ご覧ください。











蓋を上から見ています。

4枚の葉っぱのうち2枚にカケが見られます。



葉っぱのカケはいずれも先端です。

つまみの薔薇(薔薇ではないかと思うのですが)には擦れて盛り上がった部分が少し黒ずんでいますね。



葉っぱのカケのアップ。



2か所目の葉っぱのカケのアップ



レリーフの詳細。

凝っているなぁと思うのは、正面向きのお花だけではなく、また花びらの取れているお花もあったりして、かなりナチュラルな花のデザインですね。




素地に混入物かムラが一部に見られます。



素地のムラのアップ。



やはり素地のムラのみられる部分です。



18世紀のものに、こういう製造時の不具合がない事はまずあり得ませんので、古いものの証としてそんなところも好きになってくださる方にもらっていただければと思います。




黒い斑点やスレなど。




薔薇の天辺のアップです。
スレや黒ずみなど。




蓋の裏側。

ここで、大きなヒビが分かりますね。

貫通しておりますが、フチからのヒビではなく中央のヒビで、幸いにして薔薇と葉っぱの持ち手の飾りがあるおかげで強化されているというか、止まっています。





ヒビはフチには届いておらず、表から見ると持ち手に隠れて端っこが見えるのみです。




蓋の裏側に黒ずみや、キズ、擦れなどが見られます。





同じく、チップや素地ムラシミなど。





やはり蓋裏の素地や釉薬のムラと変色部分。




カケやスレなど。




そして、本体もここで大きなヒビの存在が分かりますね。

下の方のように見えますが少しサイドよりの場所です。





ヒビにはシミが見られます。




裏から見るとあれ、ヒビがないと思うかもしれませんが、光って見えないだけなんです、すみません。。。




ヒビはこちらですよ~。

少しサイドよりですよね。




正面から取っ手の近くまで走っています。





不思議なのは大きなヒビが見られたりする割に、表面がツヤツヤなんですよね。

数回しか使用されていないか、よほど綺麗に使ってくださっていたか。



正面のヒビの始まり部分。




取っ手。

黒い斑点がありますね。

おそらく釉薬に混入したものか窯に入っている際に高温で焼きムラができてしまったのでしょうか。




こういうのも現代ではあり得ませんね。

で空気穴が開いています。
これにはビックリ!



反対側の取っ手には釉薬のムラは少なめです。





やはり空気穴がありますね。



底裏にカケが1か所。

その他キズやスレなどが見られます。




褐色の着色はメタル系のものがくっついていたとか、そういう事だと思います。

良く、飾られていたお皿にはこの錆系の着色が見られます。
表面だけだおともいますので、落とす方法はあるのでしょうけれど、あまり動かすのは怖いですし、下の方ですのでこのままでも気にならないかとは思います。

特に古いものに慣れていらっしゃる方なら。




側面のレリーフの詳細です。
可憐にゆらりと風になびいているかのような素敵なお花たちの表情です。





よく見ると1種類ではなくいろんな種類のお花があるのでしょうか。

可愛いですね♪




レリーフの盛り上がりに擦れと黒ずみなど。




それにしてもやっぱりツヤツヤですよね。





ヒビ以外はかなり状態がよろしいと言えるのではないでしょうか。




まあ、ヒビが合っても貴重なものには違いありません。

本当に大切にしてくださる方へ。。。




内側も綺麗です。

修理跡は見られません。



表面に少しカトラリーなどのキズは見られます。




分かりずらいですが、貫入もあります。




一部にシミも見られます。




蓋に戻りますが、大きなヒビの他にもう1か所貫通したヒビがあります。

上の写真ではほぼ分かりませんけど。。。




アップにしたら分かりますでしょうか。

黒いラインがヒビです。




貫通している裏側なのですが、画像度が悪くて、見えにくいですね。
すみません。。。






もう一度全体像を。

このころっとしたオーバル型。

素敵ですね。

18世紀という事は、もしかしたら王族の為のものだったかもしれません。

いつも思うのは、こういう野の花的な可憐なお花が好きだったマリーアントワネットの為に作られたのでは~~~と勝手に妄想しています。





マリーアントワネットがこのテリーヌポットから取り分けられたテリーヌをお召し上がりになられたかもしれません。
言葉遣い変でしょうか。。。?






素敵でしょう~~

美しいでしょう~~

きっとこれを眺めながらマリーアントワネットも素敵♪と思ったに違いありません。


勝手にマリーアントワネットになっていますが、イデコの勝手な想像ですので鵜呑みになさいませんように。




でも、その可能性、十分にありそうですよね???




とにかく美しい。

ため息ばかりのテリーヌ容器です。





テーブルをトープ色に塗ったらすぐに剥げてしまい、どうせだからと少し全体的にヤスってみたら高級な食器には合いませんでした。

でもまたすぐに塗り替える気力がなく、このままこのテーブルを使わせていただきました。














☆☆☆


完売いたしました。
MERCI♡♡♡♡♡♡♡♡


オーナー☆イデコ

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